施設ブログ
クオリティ・オブ・ライフ?
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声も小さく、中々言葉を発する事が少ない入居者様と
TVで流れていた、台風情報の話をしていると、
同じフロアーの方が一人また一人とリビングに集まり、
発語の少ないAさんに、「台風だって、大風来るって」と
言うと、時間はかかるも「どうしようか。こっち来る?」と。
「大丈夫、いざって時は、ここに居る人達が、Aさん助けに
行くって」と、他の入居者様を指して言うと、「あんたは?」
「私はAさんに助けてもらう」「・・・」
周りの笑顔の入居者様見て、「ダメ、あんたが皆助けないと」って。
この会話を聞かれていた他の入居者様が
「やっぱ、こうやって集まって話す事って大事だよな。
特に中々話さない人には」とポツリ・・・
確かにそうですよね。いつまでも職員と1対1では話も弾みません。
職員以外の入居者様が言葉をかけてくれるから、一生懸命話そうと
して下さるんですよね。
今日も又自分の仕事と思っていたことを一つ、入居者様に取られ
やる事がなくなってしまいました。
自分達は生活を支えているように思っていましたが、
生活って支えるものではないのかも・・・・
本当の ”質の高い生活を送る場所” になる為に
もっともっと、人として求められている事をしっかり
考えていきます。
常識を疑いながら・・・