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雨が降ったり止んだり・・・散歩に行きたくても途中で降りそうでと
数日諦めている方もいます。このまま暖かくなってくれればと思う方も。
それでも、外は少しずつ桜も芽吹きはじめ、春の気配を感じます。
少しだけ暖かくなってきて、入居者様も動きやすくなったようで。
車椅子を自走する方、本当は誰かに押してほしいんでしょうけど、
自分で行きたい時に行って頂くには、やはり自走はして頂かないと・・・
そんな思いで対応しているので、必死の形相の入居者様を横目に
職員は通り過ぎ、「頑張って、もう少し」と声をかけるのみ。
そんな1か月を経て、今ではエレベーターも自分一人で乗ってきます。
頼れるものが居れば頼ってしまうのが心情。でも、頼りたいのに
出来ると言われてしまえば、頑張ってくれます。
中々動きにくい体を自分で何とか工夫し、今日も食堂に行きたいとこにと
頑張る姿・・・本当に頭が下がります。
横をすり抜けておきながら・・と思われるかもしれませんが、
手を出す事はいくらでもできます。でも、それでは何のために自分達介護職が
いるのか?自分達が携われば携わるほど、本人の能力を落とす・・・
どう考えてもおかしいと思います。
本人の能力落として、財源使って、生きる目的をも失くさせかねない。
プロとして恥ずかしいと思っています。
自分でやっては欲しいけど、リスクもあって・・・介護職の本音かもしれません。
何もやらないのではなく、リスクを見抜く力が必要なんでしょうね?
手を出せばリスクが回避できるのではなく、今日抱えるであろうリスクを読んで
見極める。簡単な様で難しいですが、プロに求められる姿勢と思い、
今日もその責任をしっかり果たせるよう、頑張ります。
入居者様の頑張りには、全く届きませんが・・・