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住民投票
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本日は、大阪都構想の賛否を問う住民投票でしたね。
入居者様にどうするか伺い、行くと言われ同行が
必要な方と行ってきました。
行きすがら、何の住民投票か伝えながら・・・
投票所の小学校に着くと、賛成に入れて下さい
是非反対で・・・等と訴える人が。
通常の選挙ではありえない状況に、「両方言われたね。
どっちにしたらいいんだろう。帰りに何か言われるかな?」と
不安そうな本人。どっち書いたかは言わない限り分からないから。
と伝え、そうやねと。
どう書けばいいの?等、担当の方に聞きながら記入され
自分で投票箱に入れて戻ってくると・・・
何とも自慢げな表情で、帰ってからも他の入居者様に報告。
自分の足で投票所まで行って、自分の意志で書いて投票。
こんな当たり前の事が久しく出来ていなかったんだと
改めて思いました。本人の分からないからいかんとの
言葉を信じ、場の提供もしてこなかったのかも知れません。
自分の事は自分でする。この事が一番本人の生きる力に
なっているんですよね。
どんなに年を取ろうが、当たり前の事を当たり前にしている
と思ってもらえるような、介護が本物なんでしょうね。
嬉しそうに話すあの顔、絶対に忘れません。
ありがとう。