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出来る事・出来ない事~寿福の郷 南巽~

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どーも!!

寿福の郷 南巽です!!

最近は暑くなったり、寒くなったり、どっちやねーん((+_+))

ていうくらい寒暖差がありますよね。皆様も風邪など引かれませぬよう、お気を付け下さい(*^^)

さて、介護の現場では「自分で出来る事は自分でしましょう」と利用者さんに声かけすることがあります。実際、介護職として働いたことのある人なら、一度はこの声かけをしたことがありませんか?私自身も長い介護経験の中で、何の疑問もなく使っていました。これは利用者様の自立心の維持・向上を支援するという意味で「自分で出来る事がいつまでも出来るようでいて欲しい」という介護者側の願いがあり、本来は悪意がないのものです。しかし、この何気ないフレーズを安易に使ったりしていませんか??

みなさんは「自立支援」という言葉を耳にしたことはありますか?

自立支援とは、「自分の事は自分でやる」ことが尊厳の保持やADL(日常動作)の維持につながり、ADL(日常動作)が自立することで、QOL(生活の質)も向上し、ADL(日常動作)が自立すればIADL(手段的日常動作)も自立することです。

★ご本人様を苦しめていませんか?★

ただ、その言葉を安易に使うことによって利用者様を苦しめる結果になるかもしれません。

私の勝手な考え方かもしれませんが、『自分でやらせることが本当に必要なのか?それを介護者側がしっかりと見極める必要がある。自分でできる事を取り上げてしまうことも、必要以上に自立を求めるのも、どっちも介護職の怠慢』と思っています。

例えば、「1時間かかってもいいので自分で服を着ましょう」とか「何時間かかってもいいので自分で食べて下さいね」という場面をよくみかけます。皆様はこのような場面をどう思いますか?

介護者自身が本当に利用者様のためになっていると確信していたり、利用者様が心から望んでいるのであれば、このような援助でよいと思います。しかし、「なんとなく」とか「自分でやってくれると自分達の仕事が楽だから」という考えであったら、考え直したほうがいいです。

★高齢者様の自己決定に目を向けて★

1時間かけて更衣をさせるより、更衣は介助しサッと終わらせて、利用者様の体調や生活に合わせたリハビリをしたほうが効果的なこともありますし、食事も、嚥下機能が低下している方は、食事後半には疲れてしまいます。それを介護者が気付かず繰り返すことで、食事が苦痛なものになってしまう可能性もあります。

自立を考える上で重要なのは、利用者様が自己決定をして、自ら希望する生活を過ごせているかどうかだと思います。つまり、自分らしい生活を送ることができているかどうかに着目すべきではないでしょうか。

寿福の郷では

『利用者様や、そのご家族様が安心して暮らすことのできる、出来るだけ普段の生活を送っていただける住まい』

に主眼を置き、いつも利用者様が自ら希望する生活を送れているのか?を考えてサービスにあたっておりますので、少しでも興味がある方は、各施設および株式会社ケントメディカルケアまでお気軽にお電話くださいね(*^^)v

 

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